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2011/12/5
最終回。感想とこれからと
運用会社日本株トレーダー 鰊
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不況期のM&AはREITから?
某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
09年5月11日
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GWも早々に終わってしまい、次の大型連休である9月を楽しみに生きている鰊です。それまでに稼がないと…。
それはさておき、日経平均がしっかり9000円を抜けてきてマーケットの雰囲気が少し変わりつつあります。悪材料出尽くしといえばそれまでですが、まったく不透明な状況が過ぎ、次の一手が見えてきたような感じでしょうか。
例えば、不況期は良くも悪くもM&Aが活発になりますが、これまでは米国の金融業界で起きたような政策的なイベントに留まっていたものが、リスクマネーを伴う動きが表面化してきました。
リスクマネーといってもいわゆるハゲタカファンドではなく、経済合理性を考えると何らかの動きが出てもおかしくないのに、銀行を含めて資本市場から資金を調達できず手をこまねいた投資家がようやく始動してきたなという印象です。
もっともわかりやすい例がREIT業界です。ってこのネタばっかりですが、資産内容のディスクローズがかなり明確なのでどうしても、M&AといえばREITに目が向いてしまうのです。
まず、ニューシティ・レジデンス投資法人。
昨年上場廃止になったものの、その後も株主の会(
http://ameblo.jp/ncri/
)を立ち上げて個人投資家の意見を伝えてきましたが、4月にはいってからローンスターによる支援が決まりました。
多くの不動産会社が支援も決まらず時間だけが過ぎていく中、かなり揉めたものの民事再生の枠組みの中で再建が決まったことは、かなり喜ばしいことです。
かなり無茶というか政府支援を前提にした再建プランも多かったようですが、支援額を含めて妥当な範囲に収まりました。
実質的にローンスターが拠出する額は100億円もありません。しかし、年間50億円ほど 営業利益を稼ぎ出せるはずのREITの買収にその資金が調達できなかったのですから (初の事例だけに諸般の事情もありますが)、今までのマーケットの状況がいかに悪かったか伝わると思います。
ローンスターとしては既存の株主に手厚い補償を行うわけではなさそうですが、それでもレンダーにダメージを与えず、政府にも迷惑をかけないという点では評価されているようです。
実際、それをきっかけにREIT業界もきっちり上昇しました。配当利回りが15%を上回る銘柄がゴロゴロしていたのですから当然です。
「割安なのはわかっている、問題はどこが底になるかだ」といった状況だったので、再建ファンドが示したキャップレート7.3%という水準が一つの目安になりました。
ちなみにキャップレートというのは物件の割安度を測る指標と思ってください。
この議論は始まるとキリがないので…。
今まではそのキャップレートが8%を超えるケースもあったので、マーケットはREITに手を出すべきが悩んでいたのですが、ニューシティの件で「底が見えた!」 状態になったわけです。それはそれはお祭り騒ぎの状況でした。
もっとも、上昇一巡後は一進一退の状況が続き、「やはり上場REITはM&Aの対象にならないのか、噂は出るが実現しそうもない」という雰囲気で直近はズルズル下げておりました。
そこでやってきたのが週末に日経新聞で報道された日本レジデンシャルのスポンサー話。
これはかなりインパクトが大きいと思います。
長くなってしまったので続きは、水曜日にします…
すいません。
某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
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nishin-for-t-ipo@hotmail.co.jp
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