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2011/12/5
最終回。感想とこれからと
運用会社日本株トレーダー 鰊


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  「何が起こった?」

某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
  2010年5月10日
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こんばんは。GWはパソコンの修理で終わってしまった感のある鰊です。

ソフト面でのトラブルは何度もありましたが、本格的なハード面のトラブルは初めて。

あまりに急だったのでデータのバックアップもままならないまま(なんせパソコンが起動しないので)、windowsの再イントールはもちろんハードディスクのフォーマットまで、引き返せない道を進みました。

幸いにして、メインのパソコンではない上、データもほとんど外付ハードディスクに保存する運用だったためダメージは限定的。とはいえ、HPのブックマークやブログのパスワード等も含まれていたため、完全復活にはちょっと時間がかかりそうです。

それはともかくとして、GW明けの話題はあの暴落。「何が起こった?」状態でした。

個人的にGWの相場は嫌な思い出しかない上、各種チャートが嫌な感じにダウントレンドに入りかけていたこともあり、まさかの予感的中。

直接のきっかけは誤発注のようですが、何もあのタイミングでミスる必要はないだろうと・・・
仕掛けるには最高のタイミングではありますが、何もギリシャのトラブルがある中でねえ…

ちなみに、前日比60%以上変動した約定は取消されたとのことですが、トレーダーからすれば勘弁して欲しい話でしょう。安い値段で買えたと思ったのに取消された…という単純な話ではありません。

というのも、投信にしろ年金にしろキャッシュを余らせないように運用することはかなり重要な命題です。ベンチマークとの勝敗は運用資産総額に対するものなので、リターンを生まないキャッシュを余分に抱える余裕は避けなければなりません。

なので、売った金額に合わせて別の銘柄の買いを進めたり、ポートフォリオを作る上で色んな銘柄の約定速度を合わせることもあります。

さらに外国株投信なら現地通貨建ての約定代金に合わせて、円を売りに行く形で為替を取りにいく必要もあります。

それなのに、約定を取消された、となるとかなり大事です。

取消銘柄(A株とする)を安値で売ってしまった人は約定取消になってラッキーに見えますが、もし、安値であろうと売った金額が多大であり、その見合いで別銘柄(B株とする)の買いを約定してしまったとすると、B株の買い約定の支払代金がないことになります。

A株を売った人にとって約定取消は不可抗力とはいえ、そのことは他の投資家にとっては全く関係のないことです。B株の約定代金を払え、ということになるでしょう。

早い話がデフォルトです。

まあ、現実のマーケットとしては、誰か一人が約定代金を払えないからといって連鎖的にトラブルが生じないシステムが作られておりますし、また、「お金がない!」ということが判明しても、融通する方法はいくつかあります。

特に日本のマーケットは約定日から受渡日まで時間があるため、あまり慌てることもないです。さすがに、正午過ぎてから「今日の3時までにお金がいるんだけど!」と言われた時は、フロアが湧きましたが。

それにしても凄かったのは為替市場ですね。あそこまで急激に反応するものなのかと。
世の中の仕組みは難しいものです。

某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
メールはこちら ⇒ nishin-for-t-ipo@hotmail.co.jp


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