昨晩から始まったイラクのフセイン元大統領の拘束の報道を受けて今日の株式市場は大商いとなった。

このニュースより、米国経済に好影響をもたらすとしてドル高（円安）への期待や地政学的リスクの低下により原油価格低下が見込める等により反応したものだ。その中でも時価総額が大きく為替の影響を受けやすい銘柄は総じて急反発した。

その反動で取り残されたのが、ＰＯＳＴ−ＩＰＯ銘柄だ。オンコセラピーなどのバイオ関連は総崩れとなったうえに、株式分割を発表した篠崎屋なども崩れた。今週はＩＰＯ目白押しだが、グローバルな株式市場の上昇が見込まれる中において、時価総額の大きな銘柄に目が向き、中小型株銘柄への注目度は下がる可能性が大である。この時期こそＰＯＳＴ−ＩＰＯ銘柄の好業績銘柄への投資のチャンスだと考えられる。

東京IPO編集長　西堀敬　nishibori@tokyoipo.com