IPO説明会に出ていただいたことのあるミホウJAPANが盛り上がっております。
材料は、23日のTV番組で「元利上げに対応する企業」というテーマで取り上げられることでしょうか。(メルマガ配信時には「取り上げられた」です。)
実はこの材料、ミホウJAPANのIRページには出ていますが、主要紙を網羅しているQUICKのニュース検索には引っ掛かりません。週間テレビ欄にでも出ていたのでしょうか?良く見つけたものです。本当に世の中広い・・。
なにはともあれ、上ひげは出ても上昇トレンドが出なかったこの銘柄、転換点になると良いですね。長いスパンでの元切り上げ観測もあり、中国関連で盛り上がるのはずっと先かなと思っていただけに、本当に未来は予測できません。
さて、今日のテーマはテレウェイヴ後半編「今後の展開と懸念」です。
前回から間が空いてしまい申し訳ありません。原稿が出来ていても、タイムリーな出来事があるとそちらを優先してしまうので・・。言い訳ですね。
まず、今後の展開から。
現在の勢いを維持、加速することに大きな障害はないと、ある程度は楽観的に構えております(社長も強気です)。
理由としては、(1)業種特化型ソリューション事業のうち、モデルが固まっているものでもまだまだ潜在顧客が多いこと、(2)ソリューション事業を展開できる業種がまだまだあること、です。
(1)について、テレウェイヴの中期計画(2008年度まで)の目標は「3ヵ年で各業種毎マーケットシェア3%」であり、現在のシェアは0.1〜1.1%、前回取り上げた飲食総合のシェアは0.2%に過ぎません。
ある程度のモデルがあれば、人員を増加してもサービスの質は落ちないでしょうし、目標シェアが3%ならば全国展開する必要もなく、大きな投資は必要ではないでしょう。
(2)については、2005年2月に士業(税理士や公認会計士)を対象としたサービスを開始する等、1年毎に新しい業種を発掘しております。説明会でも葬儀業界等の複数候補が述べられており、準備にぬかりはない、と言ったところでしょうか。以前本メルマガで紹介した葬儀用写真のアスカネットと組めばメリットも非常に大きく、アスカネットの株も下げ止まる?かもしれません。これは単なる個人的な思い付きですが。
また、中期計画後は、いくつかの業種でテレウェイヴ独自のフランチャイズを始めたいとの発言もありました。端的に説明すると、テレウェイヴが本部機能として営業、資金、IT等一本化できるところを担い、各店舗は独自色を出したままの業態で運営を行うということです。
通常は、本部機能と店舗が一本化していることをフランチャイズと呼んでおりますが(牛角とか)テレウェイヴは本部機能だけをまとめたいということです。
新しい展開というよりは、現在のソリューションビジネスの発展形に近いですが、より規模を拡大するには必要な路線ではないでしょうか。
クリエイトレストランツ(3387)と似たスタイル(立地にあった店舗を展開)をボトムアップでやるかトップダウンでやるかの違いともいえます。
ソリューションビジネスは競合相手も非常に多いので(楽天やGMOも広い意味で競合です)、得意とするところを囲い込めれば、もう磐石というところですね。
もう一つのテーマの「今後の懸念」は、ヒトが重要な資源の会社で、業績の拡大に対応できるのか?という所です。(参加者からの質問がありました。)
1000人弱の会社で、06年度350人、07年度は550人の新卒採用の予定でどのよう
に人材を育てるかというのは当然の懸念です。
結論から言うと、学生時代からバイトで鍛え上げるので所謂新卒とは違う、ということです。
今時の学生は、4年生の後半は暇なので社員と同じ環境で働くことができ、入社時には戦力になっていると。リクルートと同じ方式らしいです。
結果が分かりやすい仕事だけに、給与体系もリクルートのようになれば、競争力の高い組織になりそうです。
やはり、ヒトが資源の会社で、ヒトが活き活き働いていれば、それだけで高く評価できます。
株価からみたマーケットの評価は非常に高いですが、それに応えることもできるのではないでしょうか?
ヒトが資源のはずの金融機関では、活き活きしているという話はあんまり聞きませんが・・。
東京IPOアルバイトの鰊 |