「IPO」をインターネット上で検索してみると、「東京IPO www.tokyoipo.com」が
(1)Yahoo! Japanの検索結果では、上位から2番目に
2.TOKYO IPO
日本の新規公開株情報のデータベース。メールマガジンも。
www.tokyoipo.com - 2005年11月4日 - 51k - キャッシュ - このサイト内で検索
株式 > 新規上場
と表示された。
(2)Googleの検索結果では、最上位に
Tokyo IPO
東京アイ・ピー・オー。新規公開企業情報を提供、メールマガジンも発行する。
www.tokyoipo.com/ - 53k - 2005年11月4日 - キャッシュ - 関連ページ
ビズネット - 一休 - クロップス - ブロードバンドタ
他、www.tokyoipo.com内のページ ≫
と表示された。
いずれも検索ページの上位に表示されたのは非常に喜ばしいことであるが、少なくとも私が編集長になってからは何も労を策してはいない。
上場直後の企業を訪問すると、上場を期に自社のホームページをリニューアルしたのだが、アクセス数がまったく増えないという広報・IR担当者の嘆き節を良く耳にする。
そんな方々へのソリューションを提供してくれる会社が昨日東証マザーズに上場した。
今回は、検索エンジンにおける検索結果をいかに上位に表示させるかをコンサルティンするサービスを提供するアウンコンサルティング(以下アウン)の信太明(しだ・あきら)社長にお話をお伺いした。
まず、アウンが提供するサービスであるが、(1)SEOと(2)P4Pの二つに分かれている。
(1)SEOはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では検索エンジン最適化と訳される。自社ビジネスに関連するキーワードで検索結果をより上位に表示させることで、アクセス数を向上し、コンバージョンを高める手法のこと。「如何に適切なキーワードを選択するか?」、「如何に上位に表示させるか?」、「如何にクリックしやすい表示文で登録するか?」がコンサルティングの重要な要素となる。
このサービスは、Yahoo!やGoogleの検索エンジンでの検索結果をより上位に表示させるコンサルティングを提供しフィーをいただくのがビジネスモデル。
詳しくは→ http://www.sem-ch.jp/seo/000010.html
(2)P4PはPay For Performanceの略で、検索連動型広告やリスティング広告と訳される。
検索キーワードに連動してyahoo!やGoogleの広告スペースに表示されるテキスト広告で、通常の検索結果よりも好位置で表示されるため、ユーザーの目に触れやすいという利点がある。(表示順位は入札価格にて決定)。「如何に適切なキーワードを選択するか?」、「如何にクリックしやすい表示文で登録するか?」、「如何にコストパフォーマンスを高めるか?」が重要な要素となる。
こちらのサービスでは、表示されたサイトのURLがクリックされたときのみ料金が発生するクリック課金システムとなっている。広告主に課金される金額から、広告代理店および仕組みを提供するオーバーチュア社やグーグル社への手数料を支払った後の金額が当社の実質的な粗利となるビジネスモデル。
また、広告をより低コストでより上位の広告スペースへの表示を目指すキーワードの選定やユーザーの興味を引く文章の作成などのコンサルティングも提供している。
詳しくは→ http://www.sem-ch.jp/p4p/000011.html
次に当社のビジネスの収入源となるインターネット広告市場について説明しておこう。
日本の広告の市場は5.8兆円。その中でのインターネット広告の市場は2004年で1,814億円となっている。当社の事業に関連する検索・コンテンツ連動型広告は2004年に350億円でネット広告において約20%のシェアを占めている。
当社の売上は、前期ベースでP4Pが1,641百万円と市場の4.6%しか占めていない。ここ数年の検索・コンテンツ連動型広告の売上トレンドは倍々ゲームで成長しており、
当社では2007年までは年率1.5倍、2008年以降は1.3倍の成長を遂げると推測している。
次に競合分析であるが、P4Pに関しては、ネット広告の代理店であるサイバーエージェント、オプト、セプテーニなどがあげられる。しかしながら、広告枠を取り次ぐ代理店には当社のようなコンサルティング機能がないため、顧客獲得においてはどうしてもディスカウント競争になり、当社のような粗利を計上できる代理店は少ないようだ。
当社の事業計画としては、売上は最低でも市場の成長率を維持しながら、経常利益で10%を達成したいそうだ。また株主還元となる配当に関しては、来期以降に検討していきたいそうだ。
今年になって楽天やライブドアがテレビとインターネットの融合を唱え始めたが、インターネット上にはテレビの多チャンネルとは次元が異なるほど多くのサイトが乱立している。とは言え、アクセスが多かろうが少なかろうが、インターネットサイト運営者は、テレビのように特定のポータルサイトに押し込まれるのではなく、自由に自己を表現したいというところに大きな特徴があるはずである。
自らが作ったコンテンツをより多くのネットユーザーに利用していただきたいとお考えの方は「サーチエンジンマーケティングの元祖」であるアウンを一度訪れてみてはいかがだろうか。 きっとアクセス数向上は間違いなしであろう。
アウンコンサルティングホームページ http://www.auncon.co.jp/
東京IPO編集長 西堀敬 column@tokyoipo.com
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