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なぜ極東証券は某ファンドと契約解除を行ったのか?
某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)

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皆様、東京IPOアルバイト改め株式トレーダー、鰊です。
出来高が異常に盛り上がった先週一週間、いかがお過ごしでしたでしょうか?

私といえば、14000円まで急騰した時に比べるとザラ場の動きが小さいので、比較的のんびりトレードできるのは良いのですが、何も考えずに前場・後場の寄りにすべて成行注文で出してもパフォーマンスが変わらない時も多く、一日中相場に張り付いていることの意味がなかったり。

その中で唯一盛り上がったのは、GDPでも機械受注でもなく、極東証券のプレスリリース。日経でも取り上げられておりましたが、某ヘッジファンドとの契約解除です。

プレスリリース自体は、何かあったのかさっぱり分からない内容になっておりますが、(契約していた投資顧問会社により、6億円の損失を被ったが業績に影響はない、程度)極東証券がわざわざリリースするような契約解除、といえば「レジェンダ」しかありません。

このレジェンダほど業界内ではカリスマ的存在でありながら、一般的には知られていないファンドは他にはないでしょう。タワーの清原氏に近いものがあるかもしれません。

ネットでもほとんど情報が落ちておらず、かつ、ほとんどが同じ情報源に頼ったとみられるものばかりです。曰く「225先物取引の2割を占める」「ヘッジファンドとして初めてSGX(シンガポール取引所)で225先物を取引する権利取得した」等々。

私が知ってる情報も大したことはなく、「隅田さんという225先物をメインとした凄腕トレーダー率いるファンド」「隅田さんは大阪の長者番付に載っていた」「レジェンダ≒カリヨン証券」。

そんなファンドが契約解除されたのですから、誰もが興味津々です。
何が起こったのか。どんな手法が裏目に出たのか。

現在のところ、大した続報は出ず詳細は不明のままですが、かなり想像を掻き立てられてしまいます。

致命傷となったのは14000円までの急騰に逆張りで挑んだことらしいですが、先日破綻した名証のサンビシも225先物での損失が原因だったこと、SQがここ数ヶ月は波乱だったこと、米先物大手のレフコの破綻、タイコムの台頭。何が関係あって何が関係ないのか、不謹慎ながらワクワクします。

数千億円の損失を出した伝説的ヘッジファドのLTCMも、「LTCM伝説」という素晴らしい本が出版されましたが、本当に内部者にしか分からない動き(ポジションとか)は「誰も話したがらない」という記述になっております。

今後、どこまで真相が明らかになるか分かりません。ただ、隅田氏は「2億円の自己資金でやり直す」といっているので、その前に内実を書いた本とか出版していただけないでしょうか。

純国産ヘッジファンドがどこまで進んでいるか知りたいという好奇心もありますし。

これまで、マスコミへの露出低かったので期待はできませんが・・。

某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)

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