皆様、お元気でしょうか?鰊です。
いやー、WBC熱いですね。やはりプロが真剣になると野球は面白い。
さて、ライブドアショックと「量的緩和解除」騒動が一段落するとマーケットはすっかり静かになってしまいました。
新興市場銘柄もS高・S安を繰り返していた2月に比べると「あの短期投資家の方々はどこに行ってしまったのか?」と思わざるを得ない状況です。
一日の相場の中で強弱を図るトレーディングという仕事の上でも、これだけ参加者が減って方向感が出なくなると非常に辛いものがあります。
寄り付きから大引けまで画面を凝視していたのに、板が厚過ぎて始値・高値・安値・終値が1つの株価しかないと、本当にぐったりしてしまいます。
かといって、相場のレンジも狭いしサクサクとトレーディングできるか、と言うとそうではなく、何らかの弾みで相場が上下に大きく動いてしまうことが怖く、ついつい臆病に。
何の前触れもなく大きく動いた例としては、やはり先週の木曜・金曜の乱高下でしょうか?
木曜は、特段材料もなくジリジリと下げ続けて、「100円くらい下げ止まるかな?」と思いきや、そのまま底なしに下げてしまい、金曜は「今日も止まらないかな?」と思いきや、13時半から大幅高。
下げるにしろ、上がるにしろ、勢いが無い割には一本調子だったのが印象的でした。
ちなみに木曜の下げは、銀行・不動産が中心で「利上げ懸念の蒸し返し」とは簡単に片付けられない内容でしたが、「銀行を売ったのはフジテレビ?」という噂が流れておりました。
この噂の出所は何のことはなく、フジテレビのIRサイトで「ライブドアの株を95億円、銀行株を130億円の売却を行った」というもの。
この130億円分の銀行株の受渡日が3月22日ということなので、売却日はおそらく木曜日(このニュースのリリースも木曜日)だろうという話になりました。
(受渡日T+4はさすがにないはず。)
130億円ということは一株100万円とすれば13000単位。
決して小さくはありませんが、それでマーケットが動くかと言えば微妙なライン。
地銀ならばもちろんインパクト出ますが、都銀ならばあそこまで崩れるかな・・。
とはいえ、今の地合だと否定できないところが辛い点です。
ちなみに130億円の銀行株の簿価は17億円。個人的にはこっちの方が気になりました。
良い投資しているなあ。
某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
メールはこちら ⇒ nishin-for-t-ipo@hotmail.co.jp
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