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今週はSQの思惑に左右される?
某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)

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皆様こんばんは、鰊です。ワールドカップも本格的に盛り上がって参りました。

6/9の開幕は、会社に泊まって久々にNY市場をリアルタイムで追っかけて、 そのまま臨むべきか否か、悩み中です。MONDAYブルーに直結しかねない日本初戦も難しいタイミング。

日本戦の結果次第で株式市場の動向も決まる、ということはありえませんが、快進撃を見せた時はスポーツ関連銘柄は要チェック、かもしれません。

さて、相変わらず強引な展開ですが、先物&オプションのビッグSQもいよいよ本格化です。

ちなみに3、6、9、12月の第二金曜は株式先物&オプション(&債券先物)のビッグSQ、上記以外の毎月第二金曜はミニSQと呼ばれ、オプションだけのSQ日です。

ややこしいことに東京金融先物取引所のユーロ円3ヶ月金利先物のSQ日は、「第三水曜の2営業日前の翌営業日」。原則第三火曜です。少しだけずらしているのは取引所の意地でしょうか。

なお、SQについて簡単に説明しますと、「直近限月の先物がSQ値で最終決済されるイベント」であり、SQ値は指数を構成している銘柄の始値から算出されます。要は、SQ値次第でオプションや先物が含み益になるか含み損になるかが決まってしまうということです。

話が逸れましたが、SQ週は相場が荒れることが多いと言われます。

というのも、損失を限定する目的でストップロスを入れる投資家が増えるために、それを狙った取引(ストップロスの巻き込み)が増えてボラが上昇し、ボラが高まるとさらに短期筋が入ってくるためです。

今の水準で言いますと、16500円のプットを買い持ちしている投資家は、含み益を確保すると言う意味ではほぼ安全圏でしょうが、一気に16300円まで戻ってくると、不安になって手仕舞いする、または予め利食いできる注文を入れておくことがありえるとということです。

特にオプションが500円刻みなので、節目を目指す動きが多い印象があります。

ただ、これは逆に言うと板が厚くなったり、超えて欲しくない水準が近づくと先物を売り建ててくる(もしくは売る奴がいることを見越して売り建てる)投資家がいることで、下手すると全く動かない相場になってしまう可能性もあるということです。

今の相場は膠着しているのか、値幅が出るのか、最終的にどこで落ち着くのか見極めるのはトレーダーにとって腕の見せ所ではないでしょうか?

水曜辺りに「この水準で勝負あり」となったはずが、木曜の後場から別の水準を目指す動きになったり、予測不可能な場合も多いです。最近はタイコムのポジションが目立たないので荒れなさそうですが。

個人的には16000円60%、16500円25%、15500円15%くらいかなと思っております。

しかし、村上ショックに端を発した金曜前場の下げは、後場のリバウンドは久々に強烈なものがありました。

ライブドアショック時の水準が今年の安値と踏んでいた投資家も、底が割れるやいなや投げが出始めて(特に木曜は投げが顕著でした)、そのキャッシュがあっという間に戻ってきたと言う印象です。

おかげで地合がイマイチ分かりません。
SQはどうなるのでしょうね。


某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
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