┏ ――――――――――――――――――――――――――――― ┓
新規公開株式情報の東京IPO
http://www.tokyoipo.com/
┗ ――――――――――――――――――――――――――――― ┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
トレーディング部の新人教育(1)
某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

皆様、夏バテに負けてませんか?鰊です。

せっかく夏バテ対策に作った炊き込み御飯も、翌日14時には腐り始めていて、 もう油断も隙もない時期でございます。

マーケットも夏枯れ目前、と言った雰囲気で年初来安値更新も間近。ここだけは死守して欲しいですが、そんな期待はするだけ無駄なのでしょうか。

実は、ここ二ヶ月ほどメルマガ頻度が落ちていたのは、会社以外のことでバタついていたためなのですが、こちらも落ち着きました。

密かな年初目標であった週イチ配信に戻れるよう、今後も多種多様なネタを提供していきたいと思いますので年後半もよろしくお願いいたします。


さて、運用会社のファンドマネージャーやトレーダーというと専門性が高く自己の裁量が大きい、というイメージがあるかもしれません。

しかし、やっぱり組織である以上はマーケットばかり見ていられず、「今日の反省」「明日の戦略」とか言う前にやらなければならないことも多いのです。

その一つが本日のテーマ「新人教育」。

私の会社に限らず、資産運用業界が認知されてくるにつれて、新人を含めて、その道の経験が少ない方を採用することも増えてきました。
(もっとも、私も胸を張れるほど経験豊富な人間ではありませんが)

数年前からトレーディング部にもやってくるので、当然「新人教育」が必要になるのですが、この対処が非常に難しい。

問題点は大きく分けて2つありまして、まずはトレーディングについて、どう教えるべきかという非常に悩ましい問題があります。

証券取引所、板の見方等の制度的なものや、トレーディングシステムについては、教えやすいですし、こちらとしても教えないと話になりません。

ただ、それ以外の、例えばこの銘柄が上がるか下がるかなんてのは勘に頼るところも大きいですし、「勝ちに行く」「負けないことに徹する」なんてのは、こちらも100%間違えないとは言えません。

また、どの要素に注目するか、というのはトレーダーによって異なりますし、そもそもそこまで拘らないトレーダーがいることもまた事実。

タイコムとポーラスターに興味もってた人間なんて、私くらいしかいません。今でも「タイコム ポーラスター」でググれば2番目に出てきます。昨日発見したのですが、これにはびっくりしました。

話が逸れましたが、かといって、誰が上司になるかで求められるレベルが変わるのもおかしな話だし、本人が興味を持たないからって低いレベルのまま放置するのも無責任すぎる。

そこで、私が口出しすると「あなたはトレーダーとしてやるべきことをやってない」と他の上司に向かって暗に伝えるようなもの。「そんなもの必要ない」と言われりゃ、それもまた事実。

おお、なんだか愚痴っぽくなってきました。なるべく客観的にいかないと。
暑いからイライラしてるんでしょうか。そういえば、今夏は未だクーラーつけてません。ちなみにクーラーはありますよ。年初までテレビはなかったですが。

また逸れました。

個人的には「最低限のところまでは教えたのだから、あとは自己研鑽でやってくれ。俺はそうだった。」と言いたいのですが、新人を見ていると「やっぱ多少は口出すか」、「いや、俺は口出しされるの嫌いだから、聞きにきたら教えよう」とか悶々とします。

要は、その線引きが曖昧なので、新人教育が難しいということが問題点その1 ということです。

長くなったので続きは来週。「トレーディング業務とそれ以外の棲み分け」です。


某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
メールはこちら ⇒ nishin-for-t-ipo@hotmail.co.jp

(c) 1999-2005 Tokyo IPO. All rights Reserved.