皆様、こんばんは。鰊です。
今度こそ、秋に入りましたね。先日、築地に行きましたところ、刺身用の秋刀魚も入っており、いよいよ食欲のシーズン。でも、今夏は太ったから、控えないと。
さて、株式市場は上にも下にも行きそうで、どっちにも行かない中途半端な水準が続いています。
そんな中で気を吐いているのが半導体ウェハ関連。300mmウェハの需給逼迫を背景に、SUMCOをはじめとした銘柄は右肩上がりを継続しております。
目先の好調と来年のWIDOWS VISTAのリリースを見込んで、シクリカルには思い切って乗っていく流れが、買いが買いを呼ぶ状態。押し目らしい押し目もなく、外国人にも薦めやすいのか、万遍なく資金が入っている印象を受けます。
ところが、一足早く脱落したのがコマツ電子。
9/13に売り気配で始まると、4000円手前まで急落。
その後は持ち直したものの、14日も4000円近辺を試す局面がありました。
某Y掲示板によると、13日にリリースされた半導体大手SUMCOによるTOB価格が2400円だったことが嫌気された模様。コマツ電子の51%がTOB対象の上、4000円台で推移している銘柄を2400円で買おうと言うのですから、コマツ電子の価値はそんなものなの?しかも、51%も買われると上場廃止の可能性もあるのでは?と不安になった投資家もいたのかもしれません。
SUMCO絶好調だよ?その他ウェハ関連銘柄も上方修正出してるよ?そんな気持ちだったのでしょう。
しかし、これは6月14日にリリース済の情報の詳細。その時点で、SUMCOとコマツ電子の親会社である建設機械最大手コマツは、51%の譲渡について基本合意しております。ただでさえシクリカルな本業を営むコマツが、同じくシクリカルな小会社を持つことを嫌がったのかもしれません。
コマツ電子の6/14時点の6ヶ月平均価格からディスカウントした株価が2400円だったというだけ。親会社のコマツが儲けそこなったと嫌気されても、コマツ電子には何の関係もないはずです。
結局、コマツ電子は金曜に4280円までリバウンド。不安一杯になりがら、「マーケットの反応は間違っている!」と買い向かった方にはちょっとしたギフトだったかもしれません。
ちなみに私は、初動を勘違いしてしまった方の人間でしたが・・。まだまだ未熟です。
某運用会社日本株トレーダー 鰊(にしん)
メールはこちら ⇒ nishin-for-t-ipo@hotmail.co.jp
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