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ついにNY原油価格は110ドル台、NY金価格は1000ドル台に乗せてきました。
その影響もあって、ついに円は12年ぶりに1ドル=100の大台を突破。
そうです、いま私たちは一つの歴史的な状況を目の当たりにしているのです。
これまでは、一般に99年11月安値=101.22円や05年1月安値=101.65円をすんなり割り込むようなことはないと考えられてきましたが…。あれよ、あれよと、同水準を割り込んでしまった状況には、さすがに多くの市場関係者やメディアも驚きを隠せない様子です。
ここまでドルが売り込まれた大きな要因の一つは、やはり原油価格と金価格が史上最高値を更新し続けていることにあるものと思われます。逆の見方をすると、想定していた以上にドルが売り込まれてきたことから、そのぶん金価格の上値余地が拡大した=投資マネーがシフトしやすい状況になったと考えることもできます。
原油価格の高値更新についても、足下で米原油在庫が比較的高水準にあることを考えると、やはりファンダメンタルズ的な要因に拠ると言うよりは、むしろ投資マネー主導の動きと捉えた方が納得も行きます。
だとすれば、原油価格と金価格が当面のピークをつけ、一時的にも調整色を強めたるときが、ドル下げ止まりのタイミングと見るのが妥当でしょう。
果たして…原油価格と金価格はどこで当面のピークを迎えるのでしょうか?
それを予測するためには、やはり金価格ならびに原油価格と連動性が強いユーロ/ドルの行方を占うことから始めるのが適当でしょう。ちなみに、ユーロ/ドルと金価格との相関については本欄で幾度か指摘してきましたが、最近は原油価格についても強い相関が認められるようになってきました。
前回の本欄では、ユーロ/ドルの上値メドは当面、1.5620ドルとも記しました。
結局、3月14日には1.5650ドルまで上昇。ここから一段の上値を取りに行くには相当のエネルギーが必要と思われ、場合によっては「当面の天井を打った」と言うことができるかもしれません。
仮に、ユーロ/ドルが一段と上ブレした場合、次のメドは1.62ドルと考えることができそうです。
周知のとおり、黄金比というのは「1対1.618」であり、1.62ドルという水準(=数値)は黄金比に近いというのが根拠です。「そんな単純な理由?」と思われるかもしれませんが、もともと原油価格や金価格の上昇も投資マネー主導であり、そこに確たる根拠はないわけで、その意味では黄金比というわかりやすい数値は当面のメドとなりやすいのです。
ちなみに、ドル/円が05年1月に101.65円で安値をつけて以来、既に165週が経過しています。これも黄金比から連想される162に近いという意味で「そろそろ重要な日柄を迎える」と考える向きもあります。
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