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FX(外国為替証拠金取引)ってなに?
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田嶋智太郎の一歩先行くFX
きっちり儲けたい人のFXチャートの鉄人〔必勝分析編〕
前回の本欄(11月1日更新)で予想した通り、11月2日―3日に開催されたFOMCを通過した後、世界の市場ではそれ以前の動きに対する「巻き戻し」が大掛かりに生じた。結果、一時は2.4%割れの水準にまで低下した米10年債利回りが2.95%超にまで上昇し、それを一因としたドルの買い戻しが進んでいる

下のチャートでも確認できるように、ユーロ/ドルは11月4日に1.4281ドルの高値を付けて反落。前回の本欄で予想した通り、10月15日高値とダブル・トップを形成し、後にそのネックラインを下抜けて明らかに調整局面入りした。

ドルの買い戻しが進んだことも一因だが、それに加えてアイルランドをはじめとするユーロ圏周縁国の財政問題が再燃したこともユーロ/ドル下落の大きな要因。とりあえず、アイルランド問題に関してはEUとIMFによる総額850億ユーロの金融支援策が決まったことで沈静化しつつあるが、今度は負の連鎖がポルトガルやスペインなどにも飛び火する可能性が危惧されている

これは、まさに「いつか来た道」であり、昨秋のドバイショック以降、ギリシャ問題に端を発したユーロ圏周縁国の財政問題を「口実」に今年の6月まで対ドルでユーロが売られ続けた「あの時」の状況とよく似ている。6月以降、FRBによる追加緩和策実施の可能性を「口実」にドル売りで資金の回転を利かせてきた投機筋が、今度は周縁国問題を蒸し返すことでユーロ売りを仕掛け、あらためて資金の回転を利かせようという寸法だ。

ユーロ/ドル(日足)6年

当面は一目均衡表の日足「雲」下限、89日線、あるいは8月6日高値の1.3333ドルを試すものと見られていたが、結局はそのいずれをも下抜けて、11月29日には一時的にも200日線を割り込んだ。同日安値の1.3064ドルは、6月7日安値から11月4日高値までの上げ幅に対する半値押しの水準=1.3080ドルに近い。その意味では、目先的に下げ渋る可能性もあるものと見られるが、ユーロを買い戻す積極的な材料には乏しく、あっても当面の戻りは限られることとなろう。


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