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金ETFを売らない理由は、第一に金価格の中長期的な上昇基調は今後も続くと考えているから。
そうした考えのもと、筆者は購入した金ETFをすべて信用取引の現物担保として活用しています。
そうしておくと、日本株が当面は下落基調を続けると見込んだ場合、信用取引で個別銘柄や日経225連動ETF、TOPIX連動ETFなどを売り建てして「値下がり益(?)」を手に入れることができます。
ちなみに、日本株が下落基調にある時というのは、NY株も下落基調を続けている時であることが多く、同時にドルも売られています。その一方で、金は買い上げられていることが多く、ドル建てのNY金価格は上昇します。
一方、ドルが売られドル/円が値下がりすれば、確かに円建ての金価格には多少の下押し圧力がかかります。しかし、NY金価格の上昇幅の方が大きければ、結果的に円建ての金価格も上昇します。
つまり、金ETFの価格は値上がりし、おまけに信用の売り建て玉もダブルで利益をもたらしてくれるのです。さらに、信用取引によって生まれた利益で金ETFを買い増すこともできます。
逆に、日本株が底入れ&反発した場合には、信用取引で個別銘柄や日経225連動ETF、TOPIX連動ETFなどを買い建てすればいいのです。日本株が上昇基調にある時は、同時にドル/円も上昇基調にあることが多いので、NY金価格が多少調整安となっても円建ての金価格はさほど下がりません。
むしろ、金価格が下がっている時というのは、日本株の信用買い建て玉に利が乗りやすいので、利益確定した資金で安くなった金ETFを買い増すということも可能になります。
いまだ、足元のドル/円相場は200日移動平均線に頭を押えられた状態で、なかなか方向感を見出しにくい状態。15日から相次ぎ米金融機関の08年第2四半期決算が発表され、良かれ悪しかれ「悪材料出尽くし」となります。とくに、18日はメリルリンチとシティグループの決算発表に注目。果たして、20日前後には200日線を上抜ける動きが見られるかどうか…注目しておきたいものです。 |
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1964年東京都生まれ。 慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、引いては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。 週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。 |
自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。 テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」のレギュラーコメンテータ、フジテレビ「めざましテレビ」、「ほんまでっかニュース」の経済ご意見番などを務める。 |
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