前々回の本欄で「満月」の話をしましたが…なんと、7月の満月の日にもまたまた「変化」が起きました。
正確には満月の2日前、7月16日にドル/円は103.77円で底を打ち、7月30日には108.32円の高値をつけるに至りました。同様に、日経平均株価も7月16日に1万2671円で底を打ち、7月24日には1万3600円台までの戻りを見るに至りました。
筆者も「単に偶然が続いているだけのこと」であろうとは思います。
でも、ちょっと頭の片隅に置いておいてもいい事柄でしょうし、今度の満月の日(8月17日)の前後の動きはどうなるか…気にしてみるのも一興と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、ドル/円は7月16日に一目均衡表の「雲」の下限で下げ止まり、下ヒゲの長い「たくり線」となったことから強い反発のシグナルと受け止められることになった模様です。
また、7月16日の安値は3月17日安値=95.77円から6月16日高値=108.57円までの上げ幅の38.2%押し(=103.68円)に近く、一目均衡表の「雲」の下限とも相俟って重要な節目の水準と意識されたものと考えることができます。
下のチャートを見てもわかるように、7月16日安値をボトムとする反発の動きで、ついに日々線は200日移動平均線を明確に上抜けてきました。7月23日以降、本稿執筆時点まで終値で200日線を下回ったことは一度もありません。
いまだ、200日線は下向きですが…いずれ200日線が横ばいから上向きに転じてくると、これは相当に強い買いシグナルとなります。「そのとき」の到来を、いまからウォッチングしておきたいものです。
ここで、3月17日安値から6月16日高値までの上げを単純にA波と考えるとすると、6月16日高値から7月16日安値までの下げがB波となり、その前提で次に来るC波の目標値を考えるとどうなるでしょうか。
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