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現段階では情報が錯綜していますが、一つにバンク・オブ・アメリカによるメリルリンチの買収が実現すれば、とりあえず連鎖破綻は回避されるという意味で朗報でしょう。また、一部報道では米欧の主要な金融機関が参加する銀行団が500億ドル〜700億ドルにのぼる基金(ファンド)を設立し、危機に直面している金融機関向けの融資資金とするといったことも伝わっています。
もともとリーマン問題は今日まで長らくくすぶり続けてきた問題であり、外国為替市場などは最悪の結果をとうに織り込んでいるものと思われます。その意味で、リーマン破綻を材料とするドル売りも長くは続くかないのではないでしょうか。
ここでは、あえてテクニカルな観点を重視しつつ、あらためてユーロ/ドルの行方を予想しておくとしましょう。 |
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チャートに見るように、9月11日に1.4ドル割れの水準で下ヒゲを伸ばして反転したユーロ/ドルには、今後、一定のリバウンドが生じるものと見られます。その場合の上値メドは、まず21日移動平均線が降りてくる水準となり、週明け15日現在では1.45ドルあたりとなっています。同水準を上抜けた場合には、場合により8月21日、22日の高値=1.49ドル前後が意識される可能性も否定はできません。
次に注目したいのが200日移動平均線(200日線)。すでに同線は下向きはじめており、大きな流れは「弱気」なのですが、グランビルの法則では「ときに200日線に向かって上昇する可能性がある」とも指摘しています。
ユーロ/ドルにリバウンドの動きが見られている間は、やはりドル/円の上値はどうしても限られてしまうこととなりそうですが、ドル/円の大きな流れは依然として「強気」と見られます。ユーロ/ドルのリバウンドがユーロ/円の上昇を誘い、連れてドル/円が上昇する可能性もあります。
ちなみに、今回のリーマン破綻に伴うドル売りは、またしても「満月の日」に見られました(前回、8月に高値をつけたのは満月の日の週末でした)。 |
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1964年東京都生まれ。 慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、引いては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。 週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。 |
自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。 テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」のレギュラーコメンテータ、フジテレビ「めざましテレビ」、「ほんまでっかニュース」の経済ご意見番などを務める。 |
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