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今回も是非、前回の本欄を御参照いただきたい。
そこに記してあるように、ドル/円は2月24日にダブルボトムを完成し、それ以降は急激な上昇を見るに至ったが、さすがに目先の高値警戒感&スピード警戒感が強まり(=21日移動平均線とのかい離率がプラス5%超にまで高まり)、ここにきて日柄&値幅調整を余儀なくされている。
上のチャートでもハッキリと見てとれるように、いまだ200日移動平均線が上方に控えており、ある意味で「抜くに抜けない壁」となっているが…だからと言って、いまのところ「200日移動平均線に跳ね返されて、トレンドは下降に転換した」とは言えない状況にあるとみられる。

3月5日には99.68円の高値を見るに至り、単純に考えると「100円の心理的節目と200日移動平均線のブレイクに挑戦したが、あえなく玉砕」と捉えることもできそうだが…。3月15日に一時的にも95円台の安値を見ながら(=21日移動平均線を試しながら)、結局は長い下ヒゲを伴って同日中に97円台半ばまでの戻りを見て、その後も98円台までの戻りを達成しているところを見ると、まだまだドル/円のリバウンド相場は終わっていないのではないかと考える方が自然であると思われる。

加えて、ひと頃5%を優に超えていた21日移動平均線とのプラスかい離は2%以下にまで低下し、このところ長らく横ばいで推移してきた89日移動平均線もじきに上向きに転じる可能性が高まってきている

いまだ、しばらくの調整=もみ合いはやむを得ないものと思われるが、そう遠くない将来、再び200日移動平均線のブレイクに挑み、大きな「節目」とみられるところの102円台(前回の本欄参照)を試す展開となる可能性は十分にあるものと考えていいだろう。

ファンダメンタルズ面において、このところのドル買い材料を見出すとするならば、やはりシティグループやJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカが年初からの業績改善を示したことが大きい。もちろん、これはあくまで「フロー」の観点であり、一方で「ストック」の観点からすると、いまだ巨額の損失が発生する可能性は払拭できない…。ただ、FRBによる超低金利政策や量的緩和政策のおかげでフローの収益が生じれば、そのぶん損失の穴埋めが多少なり可能となることも事実である。


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