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ちなみに、3月5日高値から3月19日安値までの「下げ幅」と4月6日高値から4月28日安値までの「下げ幅」が、ほぼ同程度となった(=とりあえず目先の調整は終了したものと見られる)点は再確認しておきたいところ…。
4月30日の終値ベースで、ドル/円は一目均衡表の基準線レベル(=同時に200日移動平均線レベル)にあり、21日移動平均線までの戻りを試す展開となっており、意外なほど底堅く推移している。
今後、再び21日移動平均線をも明確に上抜け、一段の上値を試すこととなった場合のめどは以下のとおり。
(1) |
4月6日の高値=101.44円 |
(2) |
08年8月高値から09年1月安値までの下げ幅の61.8%戻し=101.66円 |
(3) |
09年2月下旬に完成した「ダブルボトム」のボトムからネックラインまでの値幅を
ネックラインに足した水準=102.14円 |
(4) |
3月19日安値から4月6日高値までの上げ幅を4月28日安値に足した
水準=103.52円 [N計算値] |
逆に、再び4月28日の安値を下回るような展開となった場合は、とりあえず一目均衡表の「雲」下限がメドとなろう。
一方、ユーロ/ドルの動きを少し振り返っておくと…。
前回の本欄でも触れたとおり、3月19日に高値を付けてから「26」日(一目均衡表の単純基本数値)が経過した4月23日が一つの「変化日」となった。その前日(22日)には、一時的にも一目均衡表の「雲」の下限を下抜け、下のチャートにも見られるとおり1.2886ドルの安値を付けるに至ったが、最終的には陽線となり、終値ベースでは「雲」を下抜けなかった。そして、23日には長めの陽線を描きながら再び「雲」を上抜け。まさに、セオリー通りの展開となった。
現在は、下のチャートでも確認できるように、緩やかな「下降チャネル」を形成しており、4月30日の動きも一時はチャネル上限を試しながら、結局は長めの上ヒゲを伸ばす格好で反落した。いましばらくはチャネル内の動きを続けるものとみられ、基本的にはジリ安の展開となることが見込まれる。仮に、チャネル下限を下方ブレイクした場合には、やはり3月4日の安値=1.2453ドルを試す展開となりやすい。
なお、ユーロが対ドルで弱含みとなれば、対円でも下値を試す傾向が強まりやすい。ユーロ/円の下値メドは、1月安値から4月高値に対する50%押し(=124.73円)、61.8%押し(=121.73円)ということになるものと見られる。
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1964年東京都生まれ。 慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、引いては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。 週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。 |
自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。 テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」のレギュラーコメンテータ、フジテレビ「めざましテレビ」、「ほんまでっかニュース」の経済ご意見番などを務める。 |
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