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前回の本欄で、筆者は「ここ1〜2週間でユーロ/ドルの戻り局面は終了(?)」と指摘した。
あれから2週間が経過し、果たしてユーロ/ドルはどうなったのか?下のチャートを見ると、6月3日に1.4337ドルの高値を付けたユーロ/ドルは、その後、幾度か1.4ドル割れの水準にまで値を沈めており、ひと頃の勢いは失われたかに見える。しかしながら、いまだ「ここでユーロ高局面は終了」との確証を得ているわけではなく、「その可能性がやや高まった」というぐらいの状況にある。今後、6月8日の安値=1.3804ドル、そして5月28日の安値=1.3792ドルを下抜ければ、いよいよ「ユーロ高局面終了(=1.4337ドルは重要な高値であった)」との感触は強まることとなるため注視しておきたい。

足元では、チャート上に描画した4月28日安値と5月18日安値を結ぶサポートラインに絡み合う動きとなっており、このラインと21日移動平均線を明確に下抜けると、次に1.38ドルの攻防(=ユーロ高局面は終了するか否かの判断)につながる最初のシグナルとなろう。

また、いまだ200日移動平均線が下向きであることと、一目均衡表(日足)の遅行スパンが徐々に日々線に迫ってきていることも大いに注目されるポイントである。今後、ユーロ/ドルが6月3日高値をブレイクする動きとならなければ、結果的に遅行スパンは日々線と交錯し、場合によっては日々線を下抜ける動きとなる。もちろん、遅行スパンが日々線を下抜けた場合には、それが重要な売りシグナルとして意識されることになるだろう。



もちろん、ユーロ高局面が終了するかどうかは、いまだ高止まりの状態にある原油先物価格が調整安に転じるかどうかが重要なカギを握る。前回の本欄で、筆者は「そろそろ達成感が出てきそうな水準」と指摘し、加えて「76ドル台までの戻りはあるかもしれない」とも述べた。そして、本稿執筆時時点においては、いまだ70ドル台前半の高止まり状態を続けている。

よく「もうはまだなり」と言われるが、まさしくそんな状況。それにしても、そろそろ当面のピークとなってもおかしくない場面であることは確かだろうと思われる。



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