なお、市場でリスク回避姿勢が強まると、ドル以上に買い進められるのが円であることも事実である。
下のチャートの見るように、足下でドル/円は8月7日に97.79円高値を付けて以来、強いレジスタンスに上値を押さえられる展開が続いている。言わば、一つの「下降チャネル」を形成しており、現在はチャネル内での上下に終始している格好だ。
8月31日には、それまでの下値メドと見られていた7月22日安値=93.10円をもあっさりと下抜け、一時は93円の大台をも割り込む展開となったことから、現状は一段の下落リスクに要警戒といったところである。
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