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今日の米国株式は、ムーディーズが欧州6ヶ国の格下げを発表したこともあって下げて始まったものの、引け際には、ギリシャ支援が早期に実施される可能性もあるとの期待感から反転し、ダウ平均は前日終値比、4.24ドル高の12,878.28ドルと小幅続伸して取引を終えました。ボラティリティー指数も20を割って推移しており、落ち着いた状況です。
IPADの新製品発表が期待されるアップルは、昨日500ドルを超えて大きな話題になったばかりですが、今日も10%以上も続伸し、37兆円という時価総額をつけています。トヨタの3倍、パナソニックの23倍という規模は驚きです。IPADの新製品はやや小型化するなど、色々な憶測がありますが、これが発表されるとこのフィーバーは落ち着くのでしょうか。ショブス氏がこの世を去ってもこの勢いを維持しているというのはすごいと言うしかありません。
フェイスブックのIPOも話題です。約3,900億円(50億ドル)ものファイナンスを目論む新規公開は注目の的です。それにしても、今回知ったこと、それは米国のフェイスブック会員数が1億5千7百万人もいるということ。米国の人口の半分もの会員がいるのには驚きました。
このように、にわかに、IT関連の話題が沸騰しているマーケットですが、世間では、ひきつづき、共和党の大統領予備選挙の熱戦が盛り上がっています。
ご存知のとおり、ロムニー、サントラム、ギングリッジ、そしてポール氏、これらの共和党候補者のうち、誰が残るか、というレースですが、本質的に重要な注目点は、この誰が、オバマ大統領と戦って勝利をおさめられるか、ということです。現時点では、富裕層のロムニー氏、議長をつとめ経験豊かなギングリッジ氏、そして清新な保守本流のイメージで、前者2人の戦いの間隙を縫って支持率を上げつつあるサントラム氏、この三人の戦いに絞られつつあります。
「ウオールストリートを占拠せよ」運動に見られるように、社会的な不安が高まり、広がりつつある中で、オバマ大統領も、その期待を担えなくなりつつあるのが現状です。格差問題の不満をある意味オバマ大統領が煽っている面もなくはないのが皮肉なところですが、共和党の大統領候補は、この問題に向き合って指示を広げていかねばなりません。
昨日のワシントンでのサントラム氏の街頭演説は「オキュパイ・ウオールストリート」の集団のシュプレヒコールでかき消されたという報道がありました。このような雰囲気は、ケネディー大統領の頃の社会的世相を思わせるものがあります。
「どれだけ道を歩いたら人だと呼んでもらえるの?」「友よ、その答は風に吹かれている。」
「いくつ耳を持でば人々の泣き声が聞こえるの?」「友よ、その答は風に吹かれている。」
ベビーブーマーがティーンエイジャーだった60年代当時の代表曲、ボブディランの「風に吹かれて」というプロテストソングの一節です。この曲も既に1963年には発表されていました。
コラムニストのチャールズ・マーレー氏は、近著で1963年を境に米国は階級社会に変容したと著わしています。当時から50年、再び同様な世相に戻っているのなら今後はどうなるのか、党を問わず次のリーダーには、この難しい社会的問題をうまく捌いていくことが求められています。
筆者ブログ「アメリカは今」 http://ameblo.jp/god-bless-market/
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米国駐在インベストメントバンカー Mayflower
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