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二月が終わるのも目前、今日の米国株式は反発し2008年5月19日から3年9ヶ月ぶりに13,000ドルを超えて取引を終えました。今日発表された、2月の消費者景気信頼感指数が前月に比べ大幅改善し1年ぶりの高水準となったのも良いきっかけになりました。景気もようやく低迷から脱しつつあり、雇用も改善、今後はさらに明るくなるだろうという、楽観的な見方が増えています。ただし、株価は、景気改善の期待感の表れであって、この水準になってさらに上昇を続けるのか、原油価格の上昇なども見据えると、そんなに楽観視はできないのではないでしょうか。
このコラムでも注目してきたアップル、株価はさらに上げ続け0.5兆ドル突破も時間の問題という水準で40兆円という時価総額には驚くばかりです。日本では、エルピーダの会社更生法適用申請が話題になりましたが、エルピーダが提携を求めていたマイクロンは株価上昇、約7,000億円の時価総額です。マイクロンは、つい先日社長が趣味の飛行機操縦中に不慮の事故で死亡、エルピーダとの提携話も進まなくなって命運尽きたようですが、ボラティリティーの激しい半導体の世界、生存競争の厳しさをあらためて痛感したニュースでした。
さて、毎回の話題で申し訳ないですが、米大統領選の共和党候補指名争いもたけなわ、ミシガンとアリゾナ両州の予備選が行われ、ミシガン州では、サントラム氏とロムニー氏が接戦を繰り広げていると報道されています。どちらも大きいリードを取れていない今までの選挙戦、今回、両州で勝利を得た候補者は、予備選挙の天王山と目される3月6日の「スーパーチューズデー」に向けて気勢があがるのは間違いないところでしょう。
失業に苦しんできたミシガン州。その象徴は、自動車の街、デトロイトです。リーマンショック後に窮地に陥った自動車メーカー3社救済の手を打ったオバマ大統領の人気は高く、いわゆるビッグスリーの業績が大きく回復していることもあって、共和党候補への風当たりは強いものがあります。先日、フロリダで全米自動車労働組合の総会に出席したオバマ氏は、「我が産業の救い主、我ら労働者のチャンピオン」と持ち上げられるほどの人気振りです。
このような直接の利害による支持、不支持は別として、大国アメリカのリーダーとして人々はどのような軸を持って判断するのか、知人などと話す際には、努めて聞くようにしています。そこで出てくるリーダーの資質としての4つのキーワード。
それは、回復させる力(Resilience)、希望を持たせる力(Hopeful)、思いやる人間性( Caring)、そして、圧倒的な強さ(Strong)というものです。しかも、これらの資質を、神との対話において具備し発揮できる人物、という見方が基本です。言い換えれば、神を信じて聖書に通じていれば、このような資質は間違いなく備わっており、それを国家のために惜しみなく発揮できること、というのが大統領への期待軸のようです。
今回の共和党候補は、サントラム氏がカトリック、ロムニー氏がモルモンと、プロテスタント系信者が多い従来の候補者とは状況は異なっていますが、キリスト教の価値観が共有されている点では変わりありません。前にも書きましたが、ここに来てオバマ大統領も、神への祈りの姿勢という点を強調する場面が増えてきました。
大統領のスピーチの締めくくりの一文、「神よ、アメリカを守りたまえ」を言える立場に近づくのは誰でしょうか。
筆者ブログ「アメリカは今」 http://ameblo.jp/god-bless-market/
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